子どもたちに教えられること

5月の連休が明けてすぐに私立中はテストが目白押しです。

さすがに大変だろうと生徒達に声をかけるのですが本人たちはいたって元気です。

公立中のようにテスト範囲が広いと、どこから勉強してよいか分からなくなるから

今の方がまだ勉強しやすいそうです。

確かに、多くの公立中は5月に実施されていたテストが無くなり、7月に第一回定期テストを実施する学校が増えました。

テストの回数が減ったことで当然1回のテストに出題される問題の範囲が広くなります。

もちろん学校にもよるのですが、テストが減ったことで一部の生徒達の勉強に対する意識が薄くなっていると感じます。

私は長年塾の講師をしていますが、年々生徒の理解度や知識力の差が広がっているように感じる理由の1つは、テスト範囲が広くなることでポイントを上手く抑えられる生徒とそうでない生徒の差が広がってきていることかもしれません。

単語テストにしても10個やっと覚えられる生徒もいれば50個以上あっという間に覚えてしまう生徒もいます。もちろん、もともと頭が良い生徒もいるのでしょうが、鍛錬してコツを掴んで覚えていく生徒達をみていると、“鉄は熱いうちに打て“という言葉が脳裏に浮かんできます。「分からないことが分かるようになると面白いよ‼」という生徒達の言葉を聞きながら、私自身もっと知識を身に付けなければと反省の日々です。

確かに子供たちの可能性は無限大だと思います。勉強だけでなく何にでも前向きになれるように一緒に勉強していきたいと改めて感じるこの頃です。

校長 森川真美

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